平成30年公認会計士試験の合格発表 引き続き合格者数は増加傾向

令和元年公認会計士試験の合格発表については、こちらの記事をみてください。

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2018年11月16日に平成30年の公認会計士試験の合格発表が行われました。

 

平成30年公認会計士試験の合格発表について

 

みごと公認会計士試験に合格された方は、おめでとうございます。

これでようやく夢にまで見た公認会計士としてのキャリアをスタートさせることができます。

皆さんの今後の活躍を期待していますので、がんばってキャリアを積み重ねるようにしてください。

 

また残念ながら今回の公認会計士試験では落ちてしまった方の中には、落胆されている方も多いと思います。

でも、落胆していても何もいいことはありません。できるだけ早く気持ちを切り替えて、来年の試験に備えるようにしてください。

合格者は1,305名と昨年比74名増

平成29年の公認会計士試験では1,231名の方が受かっていました(「平成29年公認会計士試験の合格発表の概要について」より)。

今年度は74名増加し、1,305名の方が受かっており、引き続き公認会計士の増員傾向は継続していると考えられます(「平成30年公認会計士試験の合格発表の概要について」より)。

 

 

また合格率についても11.1%と引き続き高い合格率を維持(平成29年は11.2%)しています。

近年で最も低かった平成8年の公認会計士試験の合格率が6.7%だったことを考えると、この11%が、異常に高いということが分かっていただけると思います。

 

受験生にとっては、公認会計士になりやすい時期が継続していると考えられますので、公認会計士になるなら、今がチャンスですよ。

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最年少は18歳、最高齢は55歳

今回の発表で、最年少合格者は18歳であることが明らかになりました(「平成30年公認会計士試験の合格発表の概要について」より)。

18歳ということは、早生まれなら大学生一年生ですが、そうでなければ高校生のうちに公認会計士試験に合格したということになりますので、これからの活躍が期待されますね。

 

また反対に最高齢の合格者は55歳と発表されており、なんと2名の方が合格されているようです。

詳細は不明ですが、すでに税理士や大学教授など何らかの仕事に就かれている方が、免除制度を利用して合格されたのでしょうか。

 

いずれにしても18歳と55歳での合格は、どちらもすごい偉業だと思います。

女性の合格者は226名

平成30年の公認会計士試験では、226名の女性が受かっています(「平成30年公認会計士試験の合格発表の概要について」より)。

 

全体に占める割合は17.3%と低いのですが、これはそもそも公認会計士を目指す女性が少ないのが原因です。

どこぞの大学の医学部の入学試験のように女性に不利な採点をしているということはありません。

 

最初にキャリアをスタートさせることになる監査法人でも、男女差別は一切なく、完全に平等に扱われますので、女性にとっても公認会計士の資格は、おすすめの資格です。

 

また公認会計士の資格は、資格を生かして、ゆるく働くこともできますので、ライフワークバランスを重視する女性にとっても、おすすめの資格です。

 

今後、女性の受験者数は少しずつ増加していくのではないかと思います。

学生・無職の方が85.0%

1,305名の合格者のうち、学生・無職の方は1,110名と85.0%を占めています。

 

また職業別に見てみると、学生の方の合格率は16.1%と全体平均の11.1%を大きく上回っており、受験学習に集中できる環境にあり、かつ学習慣れしている学生の方が有利であることが見てとれます。

(出典:平成30年公認会計士試験合格者調)

20代の合格者が82.5%

公認会計士試験に合格するためには、年間2,000時間以上の学習時間を確保する必要があると言われています。

 

そのため学習時間を比較的確保しやすい20代の受験生が、合格者全体の82.5%を占めています。

 

(出典:平成30年公認会計士試験合格者調)

 

また年齢とともに新しいことを習得するのは難しくなってきますので、比較的頭が柔軟な20代の方の合格率が高い傾向にあることが見てとれます。

合格された方へ

今回の発表で試験に受かった方は、監査法人の採用面接へ進むことになります。

 

監査法人の採用活動は、部門ごとの採用担当者が中心になって行います。

入所して1、2年程度のスタッフとマネージャークラスの職員、そして採用担当のパートナーたちが中心になって採用活動を行うのですが、実はこの人たちは採用に関しては素人同然です。

 

良い人材を採用しようと専門部署で年中採用の準備を行っている一般事業会社の採用担当者に比べると、にわか採用担当であることは否めません。

 

それだけに面接を受ける側としては、対応は容易です。

 

監査法人が求める人材像をしっかり理解して、想定される質問に対する答えを自分の言葉で語れるように準備さえしておけば、入りたい監査法人に入ることは、それほど難しいことではありません。

 

以下の記事で監査法人の採用面接対策について書いていますので、こちらの記事も読んでみてください。

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合格できなかった方へ

今回の発表で試験に合格できなかった方は、大きなショックを受けていると思います。

大きなショックを受けるということは、それだけ一年間がんばってきた証でもあると思います。

 

でもいつまでも、ふさぎ込んでいる時間はありません。

すでの多くの方が、来年の試験に向けて学習をスタートさせています。

なのでできるだけ早く気持ちを切り替えて、再スタートを切るようにしてください。

 

また再スタートを切るにあたっては、今回落ちてしまった原因を探るようにしてください。

場合によっては通っている専門学校を変えた方が良い場合もあると思います。

まずは一年を振り返ってみよう

この一年を振り返ってみて、全力で論文式試験まで走ってくることができましたか?

もし全力で走ってくることができたと思えるならば、その専門学校を継続することをおすすめします。

 

でも全力で走ってくることができなかった方は、専門学校を決める前に、その原因をきちんと分析すべきと思います。

学習方法が合っていないことが落ちた原因である場合

専門学校によって、おすすめしている学習スタイルは異なります。

もし学習方法が合っていないことが、全力を出せなかった理由であるなら、専門学校を変えることを検討してみてください。

 

学習スタイルを変えることによって、合格を勝ち得た人を、私は何人も見ていますので、もし学習方法が自分に合っていないと感じているならば、ためらわずに、専門学校を変えることをおすすめします。

受験仲間との交流が多すぎたことが落ちた原因の場合

同じ目標に向かってがんばっている受験仲間は、あなたにとって貴重な存在です。

でも大変な毎日を過ごしていると、ついつい受験仲間同士で、甘えが生じることも多いと思います。

 

一時間の休憩のつもりで休憩室に行ったのに、受験仲間との会話が盛り上がってしまい、気が付けば三時間も経っていたなんていうこともあるかと思います。

 

こんな人は、専門学校を変更することによって、受験仲間と少し距離を置くことも検討してみてください。

 

関係を壊さず、近づきすぎた距離を修正するのは意外と大変なことですが、専門学校を変えることによって、自然に距離を修正することが可能です。

また異なる専門学校の情報をお互いに共有することも可能になるので、おすすめです。

同じ専門学校で三回以上受験している場合

もし同じ専門学校に通って三回以上受験しているならば、積極的に専門学校の変更を考えるべきだと思います。

 

同じ専門学校に長く通っていると、答練などにも慣れてしまい、比較的良い成績を取りやすくなります。

でも答練では良い成績を修めているのに、本試験ではなかなか合格できない方もいらっしゃいます。

 

このような人は、悪い意味で、その専門学校の出題傾向に慣れてしまっていることが考えられます。

でも本試験の問題は専門学校が作るわけではありませんし、採点も専門学校が行うわけではありません。

 

自分でも気づかないうちに、このような状況に陥っている方は、専門学校を変えてみることによって、対応力の幅を広げることを考えることをおすすめします。

 

 

以下の記事では専門学校を変えるべきか悩まれている人向けに専門学校選びのアドバイスをまとめていますので、参考にしてください。

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