公認会計士試験が終わり翌年度の試験に向けて学習を再スタートさせるとき、今までと同じ専門学校に通い続けるべきか、変えるべきか、悩まれることもあると思います。
そんな時は、まずこの一年を振り返ってみてください。
一年を振り返ってみよう
この一年を振り返ってみて、全力で論文式試験まで走ってくることができましたか?
もし全力で走ってくることができたと思えるならば、その専門学校を継続することをおすすめします。
でも全力で走ってくることができなかった方は、専門学校を決める前に、その原因をきちんと分析すべきと思います。
学習方法が合っていないことが原因である場合
専門学校によって、おすすめしている学習スタイルは異なります。
もし学習方法が合っていないことが、全力を出せなかった理由であるなら、専門学校を変えることを検討してみてください。
学習スタイルを変えることによって、合格を勝ち得た人を、私は何人も見ていますので、もし学習方法が自分に合っていないと感じているならば、ためらわずに、専門学校を変えることをおすすめします。
受験仲間との交流が多すぎたことが原因の場合
同じ目標に向かってがんばっている受験仲間は、あなたにとって貴重な存在です。
でも大変な毎日を過ごしていると、ついつい受験仲間同士で、甘えが生じることも多いと思います。
一時間の休憩のつもりで休憩室に行ったのに、受験仲間との会話が盛り上がってしまい、気が付けば三時間も経っていたなんていうこともあるかと思います。
こんな人は、専門学校を変更することによって、受験仲間と少し距離を置くことも検討してみてください。
関係を壊さず、近づきすぎた距離を修正するのは意外と大変なことですが、専門学校を変えることによって、自然に距離を修正することが可能です。
また異なる専門学校の情報をお互いに共有することも可能になるので、おすすめです。
同じ専門学校で三回以上受験している場合
もし同じ専門学校に通って三回以上受験しているならば、積極的に専門学校の変更を考えるべきだと思います。
同じ専門学校に長く通っていると、答練などにも慣れてしまい、比較的良い成績を取りやすくなります。
でも答練では良い成績を修めているのに、本試験ではなかなか合格できない方もいらっしゃいます。
このような人は、悪い意味で、その専門学校の出題傾向に慣れてしまっていることが考えられます。
でも本試験の問題は専門学校が作るわけではありませんし、採点も専門学校が行うわけではありません。
自分でも気づかないうちに、このような状況に陥っている方は、専門学校を変えてみることによって、対応力の幅を広げることを考えることをおすすめします。
専門学校を変更するデメリット
各専門学校は受験生を囲い込むために、継続して受講してくれる受験生を優遇する制度を設けています。
従って専門学校を移ることによって、受講料が高くなるケースもありますので、これがデメリットの一つだと思います。
でも公認会計士になりさえすれば、差額は簡単に回収できてしまいます。
なので公認会計士試験に合格することを最優先に検討すべきと考えます。
また反対に他の専門学校に通っている受験生を取り込むために、成績上位者を優遇するさまざまなキャンペーンを行っています。
専門学校を変えることを検討されている方は、パンフレット等を取り寄せて、うまくキャンペーン等を利用して、受講料を抑えるようにしてください。
最後は自分次第
いくら良い専門学校に出会えても、自分がやる気にならなければ、公認会計士試験に合格できません。
専門学校はあくまで、あなたの学習をサポートする存在でしかありません。
公認会計士になるためには、最後は自分の頑張りが必要になることを忘れないようにしてください。
自分に合った専門学校を見つけて、うまく利用するようにしてください。
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