本日2026年6月19日に令和8年公認会計士第Ⅱ回短答式試験の合格発表がありました。
前回令和7年第Ⅱ回短答式試験との比較で出願者数は567人の増加となった今回の試験ですが、合格者数は995人と令和5年第Ⅱ回短答式試験以来久々に合格者数が1,000人を下回る結果となりました。
合格率も9.0%と前年試験の9.2%を2ポイント下回っており、厳しい結果となったことが見て取れます。
試験結果の概要
試験結果の概要は以下のとおりです。
| 願書提出者数(人)
うち欠席者(人) |
17,594人 3,955人 |
| 答案提出者数(人) | 11,102人 |
| 合格者数(人) | 995人 |
| 合格率(%) | 9.0% |
| ボーダーライン(%) | 70% |
出願者数が増加する中、合格者数、合格率ともに厳しい結果が予想されていましたが、合格者数、合格率とも前年試験を下回る厳しい結果となりました。
ボーダーラインに関しては近年の問題の易化傾向もあり70%と70%台を維持しています。
合格者数の推移
近年の短答式試験の合格者数と合格率の推移は以下のとおりです。

| R5Ⅰ | R5Ⅱ | R6Ⅰ | R6Ⅱ | R7Ⅰ | R7Ⅱ | R8Ⅰ | R8Ⅱ | |
| 短答合格者数 | 1,182 | 921 | 1,304 | 1,041 | 1,383 | 1,026 | 1,525 | 995 |
| 各年合計 | 2,103 | 2,345 | 2,409 | 2,520 | ||||
| 短答合格率 | 10.4% | 8.8% | 10.8% | 9.5% | 11.2% | 9.2% | 12.2% | 9.0% |
| ボーダーライン | 71% | 69% | 75% | 78% | 72% | 72% | 75% | 70% |
例年、第Ⅰ回と第Ⅱ回を比較すると第Ⅰ回の方が合格者数が多い傾向にあります。
これは第Ⅱ回試験で論文式試験に進む人数を調整していると考えられるためです。
そのような第Ⅱ回試験なのですが、近年の合格者数を見てみるとR6Ⅱが1,041人、R7Ⅱが1,026人と合格者数は1,000人を超えていたのですが、今回試験では995人とR5Ⅱ以来久々に1,000人を割り込む結果となりました。
また合格率を見てみても、R6Ⅱが9,5%、R7Ⅱが9.2%だったものが今回試験では9.0%と前年、前々年の合格率を下回る結果となりました。
このような厳しい結果となったR8Ⅱ試験ですが、潮目が変わったことを意味しているのでしょうか。
私はそうは思いません。
確かに今回試験の結果は厳しい結果となりましたが、これは第Ⅰ回試験で大量の合格者を出した反動があったためであり、年間合格者数でみるとR6が2,345人、R7が2,409人、R8が2,520人と依然として増加傾向が見られるからです。
このサイトでは、再三「公認会計士になりたいなら、今がチャンス」と言ってきましたが、今回試験を見る限り、受験生にとってはまだチャンスが継続しているといえるのではないでしょうか。
年々願書提出者数が増加していることから、より一層合格が困難になることが予想されていましたが、まだまだ公認会計士の数自体は増やそうと考えている金融庁の考えに変化はなさそうです。
とはいえトランプ大統領による暴挙ともとれる数々の政策に端を発し、世界経済の先行きはますます不透明感を増しています。
経済環境の影響を色濃く受ける公認会計士試験においても、いつトレンドが変わってしまってもおかしくありません。
公認会計士になりたいと思っている人は、このチャンスを逃さずできるだけ早く合格を勝ち取るようにすべきだと思います。
結果を出せなかった人は振り返りを
今回の試験で合格できなかった方は、悔しい思いをしていることと思います。
中には学習を再開する気になんてなれない人もいるかもしれません。
でも時間を無駄にしている暇はありません。
次こそ結果を出すためにも、できるだけ早く気持ちを切り替えて、再スタートを切るようにしてください。
再スタートを切るにあたっては、必ず今回落ちてしまった原因を探ってから再スタートを切るようにしてください。
まずはこれまでの学習を振り返ってみよう
これまでの学習を振り返ってみて、試験まで全力で走ってくることができましたか?
もし全力で走ってくることができたと思えるならば、そのまま学習を継続することによって、いつか合格を勝ち取ることができるはずです。
でも全力で走ってくることができなかったと思う人は、その原因をきちんと分析すべきです。
もしかすると学習法があなたに合っていないことが、原因だったのかもしれません。
学習法が合っていないことが落ちた原因である場合
専門学校によって、おすすめしている学習法は異なります。
もし学習法が合っていないことが全力を出せなかった理由であるなら、学習法を変えることを検討してみてください。
学習法を変えることによって、合格を勝ち得た人を私は何人も見ています。
もし学習法が自分に合っていないと感じているならば、ためらわずに学習法を変えることをおすすめします。
次の令和9年第Ⅰ回短答式試験は12月13日に実施予定で、残り期間は6か月を切っています。
今回の短答式試験に合格できなかった受験生や初学者たちは、虎視眈々と次回短答式試験の合格を目指して学習を進めています。
まだ学習を再開していない人は、一日も早く学習を再開しなければなりません。
そして次回試験でこそは、合格を勝ち取ってほしいと思います。


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