各主要都市で連日猛暑日となる中、令和5年公認会計士論文式試験が2023年8月18日から20日にわたり実施されました。
受験生された方、本当にお疲れさまでした。
手ごたえのあった人なかった人さまざまだと思いますが、気になる解答速報については以下にリンクを貼り付けておきますので、必要な方はお役立てください。
今回の論文式試験の概要
新型コロナウイルス感染症の扱いが5類となって初めて実施された論文式試験だったのですが、受験予定者数は以下のとおりです。
論文式試験受験予定者数 4,192人(前年は4,067人)
- 短答式試験合格者数 2,103人(前年は1,979人)
- 短答式試験免除者数 2,089人(前年は2,088人)
- うち 令和3年又は令和4年短答式試験合格者 1,819人(前年は 1,829人)
- うち 旧第二次試験合格者 46人(前年は43人)
- うち 上記以外の物224人(前年は216人)
今回の論文式試験の受験予定者数は前回の令和4年試験から125名増加し4,192人となりました。内訳については短答式試験合格者数が124人増加して2,103人、免除者が1人増加して2,089人となっています。
論文式試験の受験予定者数を見る限り、今回の論文式試験においては短答式試験合格者数が増加して受験予定者数が増えていること以外、大きな変化はないように思えます。
また令和3年試験においては、短答式試験が一発勝負になったことにより短答式試験合格者全員の論文式試験対策が5月23日以降となってしまったため、1年間論文式試験対策に取り組めた短答式試験免状者の方が例年に比べ若干有利と思われる状況がありました。
この点についても令和4年試験より短答式試験が年2回実施に戻っていることから、すべての論文式試験の受験生の中で試験当日に全力を出し切れた人が合格していく例年通りの試験に戻っている考えられます。
論文式試験の受験予定者数自体は、令和元年及び令和2年が3,792人、令和3年が3,992人、令和4年が4,067人、そして今年が4,192人と増加傾向が傾向が続いています。
この傾向が続ているうちに何とか合格を勝ち取るようにしてください。
試験問題と解答用紙
令和5年公認会計士 論文式試験の試験問題と解答用紙は、以下のリンク先(公認会計士監査審査会のWebサイト)で公表されています。
令和5年公認会計士試験論文式試験の試験問題及び答案用紙について
必要な方は、上記リンク先から入手するようにしてください。
合格発表
令和5年公認会計士 論文式試験の合格発表は、令和5年11月17日(金)に予定されています。
今年も混雑回避のため財務局での掲示は行われませんので、ご注意ください。
掲示
過去には公認会計士監査審査会及び各財務局等で掲示されていましたが、今年も掲示されませんのでご注意ください。
インターネット
公認会計士監査審査会Webサイトに「受験番号」が掲載される予定です。
掲載開始は、令和5年11月17日(金)10:00に予定されています。
官報公告
官報において「受験番号」及び「氏名」が公告される予定です。
試験結果が公告される官報は令和5年11月22日(水)に発売予定です。
合格された方は、記念にご自身の名前が記載された官報を購入するのも良いと思います。
全国の官報販売店は左記リンク先で確認してください。
ただし官報は発行部数が限られていることから、売り切れになっていることもあります。
必ず手に入れたい方は掲載日の5営業日前までに事前予約をするようにして確実に手に入れるようにしてください。
各専門学校解答速報
各専門学校が公表する解答は以下のとおりです。
資格の学校TAC
資格の学校TACでは以下のリンク先で解答速報については2023年8月24日に、解答解説については2023年8月31日に公表しています。
またTACでは2023年8月24日 16:00に無料の「合格ライン予想動画」を公表しています。
資格の大原
資格の大原では、2023年8月24日 16:00に以下のリンク先で解答速報を公開しています。
また科目別の合否のポイント、合格ラインを予想している「合格ラインの読み」の動画も上記のリンク先で8月24日16:00に公開予定ですので合わせて確認してみてください。
なお詳細な解説を加えた解答については、2023年9月1日 17:00に公開予定です。
閲覧するには申し込みが必要となりますので、以下のリンク先から申し込みを行うようにしてください。
クレアール
クレアールでは以下のリンク先で解答を公表しています。
LEC東京リーガルマインド
LEC東京リーガルマインドは、以下のリンク先で論文式本試験の分析動画を公開しています。
また模範解説冊子PDFを無料でプレゼントしています。
必要な方は、上記リンク先から応募して、無料模範解説冊子PDFを入手するようにしてください。
CPA会計学院
CPA会計学院では、以下のリンク先で解答を公開しています。
また上記リンク先で各科目別の講評動画も公開しています。
なおCPA会計学院では論文式試験から合格発表までの過ごし方ガイダンスも公開していますので、気になる方は合わせてチェックしてみてください。
合格発表までの過ごし方
一年以上の長きにわたって受験勉強を続けてこられた皆さんなので、まずはゆっくり休息を取ることをおすすめします。
試験前にあまり眠れなかった方は、どうぞ好きなだけゆっくりと眠るようにしてください。
また彼氏彼女とあまり会えなかった方は、この機会にたくさん会うようにしてください。
その他やりたいことを我慢して、ここまで頑張ってきた方は思いっきりやりたいことをやりながら過ごすようにしてください。
でも以下については、注意するようにしてください。
就活はしっかり行う
合格はありえないほど、大きくミスった場合を除いて、就活は行うべきだと思います。
各監査法人とも各種イベントが開催される予定ですので、情報収集目的でも構わないので、ぜひ参加してみてください。
2023年度の監査法人の採用活動は、すでに始まっています。
以下の記事なども参考にしながら、意中の監査法人から内定を得るようにしてください。

遅くても10月からは学習を再開すべき
9月末までは、就活や気持ちをリセットする期間と考えれば良いと思います。
でも余程自信がある方を除いては、遅くても10月から学習を再開すべきだと思います。
令和6年の試験は例年通り12月に第Ⅰ回短答式試験が実施される予定です。
もし不合格になってしまった場合、勉強の再開が遅くなってしまうと、他の受験生に対して、大きく出遅れてしまうことになります。
どの専門学校も合格した場合は、受講料の返還に応じてくれますので、この制度を利用して、年が明けたら勉強を再開することをおすすめします。
クレアールの合格返金制度
他の学習法を知る
現在以下のリンク先でクレアールの「公認会計士試験非常識合格法」の書籍が無料で配布されています。
公認会計士必勝本プレゼント←書籍が欲しい人はココ!
公認会計士試験においては、自分に合った勉強法を見つけられるかどうかが勝敗のカギを握ります。
学習法に悩まれている受験生は、このような書籍を読んでみるのも一つの方法だと思います。
自分に合うか、合わないかは読んでみて判断すれば良いことだし、もしかすると思いがけないヒントを見つけられるかもしれません。
何より無料なら、参考にならなくても二時間程度の読書時間以外に実害はありません。
学習法に悩まれている受験生は、ぜひ入手してみてください。
専門学校は同じところに通い続けるべきか
受験勉強を再開するにあたって専門学校は以前と同じところに通い続けて良いのでしょうか。
これについては以下のような記事を書いていますので、参考にしてみてください。

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