公認会計士試験に合格するためには、最短でも1年間の学習期間が必要です。
学習期間が長期にわたるため、多くの受験生が様々な不安に直面します。
「今の学習方法は最良の方法なのか」、「答練で点数がとれないのは専門学校が合っていないのではないか」、「いつまでも試験に合格できないのではないか」と感じる不安は人によって様々です。
時には不安が強すぎて、夜に眠れなくなるようなこともあります。
適度な不安は学習を進めていく中ではプラスに働くことが多いのですが、過度な不安はマイナスの効果しかもたらしません。
強い不安に襲われた時は、どのようにマインドをリセットすればよいのでしょうか。
不安を感じない人はいない
公認会計士試験は難関といわれている国家試験です。
受験生は過去に成功体験がいくらあっても、合格する保証などない中で学習を進めていかなければなりません。
真剣に学習に取り組めば取り組むほど、不安を感じるものなのです。
なので受験生は、不安をすべて取り除くことを望んではいけません。
適度な不安は、学習面においてプラスに作用します。
不安だからこそ、つらくても努力できるのです。
不安を感じてるのは自分だけではなく、受験生全員が感じているのだと知ってください。
そしてその不安を適切にコントロールできた人が公認会計士試験において、合格を勝ち取っていくのです。
不安の原因と真摯に向き合う
不安はどんな時に感じますか?
- 答練で思うように得点がとれない時ですか?
- テキストを読み込んでいて理解できない時ですか?
- 講義を受けていて、講師の言うことが理解できない時ですか?
もし不安に襲われたときは、その不安の原因と真摯に向き合うようにしてください。
きっと「財務会計論の計算が思ったほど延びていない」、「監査論でまだ対策ができていない論点がたくさんある」など不安を感じる原因があるはずです。
その原因をつきとめるようにしてください。
原因をつきとめることができれば、あとはひとつずつ対策を行えばよいのです。
結果を出す努力をする
努力した成果が結果に表れれば、強い不安を感じることは少なくなります。
不安に感じる原因をつきとめることができたならば、それを改善する努力を徹底的に行ってください。
改善する努力を続ければ、必ず状況は変わります。
成果の表れ方は人によって異なります。
努力を行ってすぐに成果に結びつく人もいれば、なかなか成果が表れない人もいます。
でもきちんと努力を続ければ、必ずいつかは成果が表れるものです。
決してあきらめない
学習を進めていくうちに不安に襲われて、公認会計士になることをあきらめたくなる時が何度も訪れます。
でも決して、あきらめないようにしてください。
公認会計士になった人も、受験中は何度も公認会計士になることを諦めそうになった人たちです。
でもあきらめることなく踏ん張って、努力を続けられた人たちが公認会計士になっていくのです。
合格した後の生活をイメージする
もし強い不安に襲われたときは、公認会計士になった後のことを想像してみてください。
最初に公認会計士を目指した時のことを思い出してください。
公認会計士になって、やりたいことがあるはずです。
試験に合格すれば、やりたいことが自由にできるのです。
公認会計士になれば繁忙期は忙しいですが、それ以外は比較的自由になる時間が多いです。
また金銭面でもかなり余裕のある生活をおくることが可能です。
試験に合格して、なりたい自分になっている姿を強くイメージするようにしてください。
上手に気分転換する
強い不安に襲われているときに、学習を進めることは難しいものです。
そんな時は上手に気分転換をするようにしてください。
今日学習することができなかった5時間は、明日から1日1時間ずつ取り返せばよいのです。
どうしても強い不安に悩まされているときは、学習から離れるのも一つの方法です。
どこかに出かけるのもいいでしょう。
買い物がしたければ、買い物をしてください。友人と会いたければ友人と会ってください。
そしてもう一度、「公認会計士になりたい」という強い気持ちを取り戻して、明日から努力を続けるようにすればよいのです。
不安を断ち切るためにも最短ルートで公認会計士を目指しましょう。
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