公認会計士試験の試験会場は地方の方が有利!?メリットとデメリット

公認会計士試験は全国11の試験会場で実施されます。

 

受験生は少しでもいい環境で本番を迎えたいと思うものですが、試験会場によって有利不利はあるのでしょうか。

 

今回は受験する試験会場をどのようにして選べばよいか、徹底解説したいと思います。

試験会場は自由に選択可能

受験者は全国どこの試験会場でも受験することが可能です。

ただし、受験を希望する試験会場を管轄する財務局等を通じて、受験願書等を入手し、願書を提出する必要がありますので、注意が必要です。

また願書提出後の試験会場の変更は認められませんので、後悔することがないように試験会場を決めるようにしてください。

最近の試験会場

ここ最近の試験会場は以下のとおりです。

平成30年公認会計士試験

H30第Ⅱ回短答式H30第Ⅰ回短答式
関東財務局武蔵野大学(有明キャンパス)

明治大学(和泉キャンパス)

早稲田大学(早稲田キャンパス)

明治大学(和泉キャンパス)

近畿財務局関西大学(千里山キャンパス)関西大学(千里山キャンパス)
北海道財務局札幌第1合同庁舎札幌第1合同庁舎
東北財務局仙台合同庁舎仙台合同庁舎
東海財務局名城大学(天白キャンパス)名古屋工業大学
北陸財務局金沢新神田合同庁舎金沢新神田合同庁舎
中国財務局広島工業大学専門学校広島工業大学専門学校
四国財務局香川県社会福祉総合センター香川県社会福祉総合センター
九州財務局熊本地方合同庁舎熊本地方合同庁舎
福岡財務局福岡工業大学西南学院大学(中央キャンパス)
沖縄財務局那覇第2地方合同庁舎1号館那覇第2地方合同庁舎1号館

平成29年公認会計士試験

H29論文式H29第Ⅱ回短答式H29第Ⅰ回短答式
関東財務局早稲田大学(早稲田キャンパス)

武蔵大学(江古田キャンパス)

早稲田大学(早稲田キャンパス)

明治大学(和泉キャンパス)

早稲田大学(早稲田キャンパス)

明治大学(和泉キャンパス)

近畿財務局立命館大学(大阪いばらきキャンパス)関西大学(千里山キャンパス)立命館大学(大阪いばらきキャンパス)
北海道財務局札幌第1合同庁舎札幌第1合同庁舎札幌第1合同庁舎
東北財務局仙台合同庁舎仙台合同庁舎仙台合同庁舎
東海財務局愛知工業大学(自由ヶ丘キャンパス)名城大学(天白キャンパス)名古屋工業大学
北陸財務局金沢新神田合同庁舎金沢新神田合同庁舎金沢新神田合同庁舎
中国財務局広島工業大学専門学校広島工業大学専門学校広島工業大学専門学校
四国財務局香川県社会福祉総合センター香川県社会福祉総合センターサンポートホール高松
九州財務局熊本地方合同庁舎熊本地方合同庁舎熊本地方合同庁舎
福岡財務局福岡工業大学西日本短期大学(福浜キャンパス)九州産業大学
沖縄財務局那覇第2地方合同庁舎2号館那覇第2地方合同庁舎1号館那覇第2地方合同庁舎2号館

 平成28年公認会計士試験

H28論文式H28第Ⅱ回短答式H28第Ⅰ回短答式
関東財務局武蔵野大学(有明キャンパス)

日本経済大学(東京渋谷キャンパス)

早稲田大学(早稲田キャンパス)

明治大学(和泉キャンパス)

早稲田大学(早稲田キャンパス)

明治大学(和泉キャンパス)

近畿財務局立命館大学(大阪いばらきキャンパス)関西大学(千里山キャンパス)立命館大学(大阪いばらきキャンパス)
北海道財務局札幌第1合同庁舎札幌第1合同庁舎札幌第1合同庁舎
東北財務局仙台合同庁舎仙台合同庁舎仙台合同庁舎
東海財務局愛知工業大学(自由ヶ丘キャンパス)名古屋工業大学名古屋工業大学
北陸財務局金沢新神田合同庁舎金沢新神田合同庁舎金沢新神田合同庁舎
中国財務局広島工業大学専門学校広島工業大学専門学校広島大学(東千田キャンパス)
四国財務局サンポートホール高松レクザムホール香川県社会福祉総合センター
九州財務局熊本地方合同庁舎熊本地方合同庁舎熊本地方合同庁舎
福岡財務局西南学院大学西南学院大学九州産業大学
沖縄財務局那覇第2地方合同庁舎2号館那覇第2地方合同庁舎2号館那覇第2地方合同庁舎1号館

 

ここ3年間で試験会場が変わっていないのは、北海道財務局、東北財務局、北陸財務局、九州財務局でそれ以外の財務局では、試験によって試験会場が変わっています。

試験会場ごとの合格率

試験会場ごとに有利不利はあるのでしょうか。

最近3年の財務局ごとの合格率は以下のとおりです。

H29年H28年H27年
関東財務局11.7%10.9%10.3%
近畿財務局12.0%13.7%11.6%
北海道財務局7.6%6.5%8.2%
東北財務局7.6%8.6%4.7%
東海財務局12.0%11.2%12.2%
北陸財務局6.4%6.7%10.8%
中国財務局7.6%6.1%7.6%
四国財務局7.0%6.1%9.8%
九州財務局3.2%3.3%7.1%
福岡財務局8.6%6.8%9.2%
沖縄財務局6.0%4.4%4.5%

これをみると財務局ごとに合格率の傾向が表れており、試験会場ごとに有利不利があるようにも見えます。

でも採点は財務局ごとに行われるわけではなく、全国の答案を集め、採点されることから、試験会場によって採点上の有利不利はありません

試験会場ごとに異なる試験環境

試験会場は大学のキャンパス、合同庁舎、その他のいずれかで実施されます。

そのため試験会場ごとに机の大きさや椅子のタイプが異なります

大学のキャンパスは使用する教室にもよりますが、比較的机が小さい場合が多いように思います。

また座席が後席の机と一体になったものである場合は、前席の人がふいに背もたれにもたれかかったときに、解答用紙や問題用紙が挟まれてしまうトラブルも想定されることから、受験環境としてはあまり良いものとは言えない場合が多いように思います。

 

一方で合同庁舎の机は比較的大きな机が準備されていることが多く、座席も独立した座席であることが多いです。

また座席の間隔も比較的広くとられていることが多く、受験環境としては良い場合が多いように思います。

 

さらに関東財務局や近畿財務局、東海財務局や福岡財務局では、たくさんの受験者が受験しますので、試験会場は混みあいます

一方で地方の財務局では、受験生は多くて300名程度であり、少ないところだと100名を切っているところもあり、試験会場の混雑は想定されません

地方の財務局で受験する方法もある

地方の財務局の方が受験環境が良い場合が多く、実際に受験生によっては最寄りの試験会場で受験するのではなく、わざわざ地方の財務局で受験する方もいらっしゃいます。

できるだけ良い環境で本番を迎えたいという方は、地方の財務局で受験することも選択肢の一つだと思います。

ただ以下のようなデメリットもありますので、どちらを優先するかよく考えて試験会場を選ぶようにしてください。

試験会場の公表は願書提出後

受験願書の提出は試験の約3か月前なのですが、試験会場は試験の約1か月前にならないと分かりません。

従って想定していた試験会場と違う場合がありうることに注意が必要です。

試験期間中はホテル暮らし

短答式試験は1日で実施されますので、地方の財務局で受験する場合でも試験前日に1泊するだけです。

でも論文式試験は3日間にわたり実施されますので、少なくとも3日間はホテル等に滞在することになります。

いつもの環境と異なる環境で生活することになりますので、眠れなくなったり、風邪を引いてしまったりするリスクがあります。

交通費や滞在費が必要

最寄りの試験会場で受験すれば、交通費も安く済み、滞在費等は掛からないことが多いと思います。

一方で地方の試験会場で受験する場合は、交通費や滞在費が別途必要になります。

テキスト等を持っていくのが大変

ホテル等で翌日の試験科目の最終確認を行ったりするためにテキスト等を持っていくことになるのですが、たくさんの教材を使って学習している場合は、荷物が多くなり、移動が大変になることも考えられます。

荷物がたくさんになる場合は、キャリアを使うなど、楽に移動できる方法で移動することをおすすめします。

 

 

地方の試験会場での受験ですが、上記のようにデメリットもありますが、それを補って余りあるメリットがあると考えています。

どんな環境でも100%の力を出せる人は、最寄りの試験会場を選べばよいと思いますが、最寄りの試験会場の受験環境が良くない場合は、地方の試験会場を選ぶという選択肢もありますので、検討してみてください。

 

 

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