公認会計士試験、受からなかったらどうなる?

公認会計士試験にチャレンジしてみたいと思っている方たちの中には、試験に合格できなかった場合のことが心配で、なかなか最初の一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

 

確かに公認会計士試験の学習を始めたけれど、何らかの理由で、志半ばにして公認会計士になることを諦める方も中にはいます。

今回は、公認会計士試験の学習を一度は始めたけれど、公認会計士になることを諦めた場合に、どのような道があるのか、書いてみたいと思います。

超難関試験であるという誤解

平成17年以前の旧公認会計士試験では、難解な出題がなされることもありました。

しかしながら平成18年からの新試験では、試験委員の独自の見解を知っていないと回答できないような問題は、出題されなくなり、正しい努力を行った人なら、誰もが合格できる試験になりました。

なので現在の新試験制度の下では、過去に比べ比較的短期間に合格しやすい制度になっているため、いつまで学習を続けても試験に合格できないというような事態は、減少しています。

 

もし受験回数が4回を超えているような人は、正しい努力が行えているか、確認することをおすすめします。

諦める理由

公認会計士になりたいという強い思いをもって学習を始めた人でも、志半ばにして、公認会計士試験から撤退する方も中にはいます。

諦める理由はさまざまですが、主なものは次に挙げるようなものです。

  • 経済的理由
  • 受験勉強に耐えられなくなった
  • 他にやりたいことが見つかった

公認会計士の学習を続けるためには、専門学校の授業料や通学のための交通費や食事代など、ある程度の費用がかかります。

そのため準備した資金が尽きてしまった場合など、経済的な理由で公認会計士になることを諦める方もいます。

 

また合格できるかどうかわからないという不安の中、これ以上学習を続けるのが精神的に難しくなり、公認会計士になることを諦める方もいます。

公認会計士試験を受験されている方は、皆さん、不安を抱えながら学習しているものなので、これを理由に公認会計士になることを諦めるのは、非常にもったいないように思います。

 

またそれほど数はないと思いますが、他に魅力的な仕事が見つかり、そちらの職業を目指すことにした方も、中にはいます。

他にやりたいことが見つかって、そちらに軌道修正する場合は、何の問題もないと思います。

撤退後のキャリアプラン

公認会計士を目指して学習してきて、それなりの知識を持っている人には、以下のようなキャリアプランが考えらます。

上場企業

上場企業は、会計基準に従った会計処理を行うことが求められ、その結果として有価証券報告書をはじめとした、開示書類を作成して、公表しなければなりません。

そのため公認会計士になるべく会計基準を学んできた人は、これらの上場会社において、即戦力となって、経理や財務で活躍することを期待されています。

実際、上場会社の経理や財務の人と話していると、過去に公認会計士を目指したこともあるという人に良く出会います。

上場準備会社

新規株式公開を目指し、上場準備を行っている会社は、上場企業になるべく、経理や財務の体制作りに取り組んでいます。

このような会社でも、公認会計士を目指して会計基準等を学んできた人は、即戦力として期待されています。

ベンチャー企業

魅力的なアイデアや技術を持つベンチャー企業でも、バックオフィス系の陣容が手薄なところがほとんどです。

このようなベンチャー企業でも、会計や管理の基礎を学んできた受験生は、即戦力として期待されています。

コンサル会社

会計系のコンサル会社では、会計や管理の知識を有している公認会計士試験の受験生を積極的に採用しているところもあります。

コンサルタントして一人前になるには、経験が必要ですが、会計や管理の知識を有している受験生は、大きなアドバンテージを持っていると言えます。

会計事務所

公認会計士試験の受験経験者は、会計や税務の基礎知識を持っていますので、会計事務所も勤務しやすいところです。

経済的理由で公認会計士になることを諦めたけれど、会計事務所で勤務しながら、税理士を目指して頑張っている方も、中にはいます。

経営企画

企業の経営戦略を企画立案する経営企画部門で活躍されている公認会計士試験の受験経験者もいます。

経営戦略は数字に裏付けられている必要があるものですが、受験経験者は数字に強いと言えますので、これらの部署で活躍されている人も多いです。

学んできたことは決して無駄にはならない

公認会計士になることを諦めた方は、負け組になってしまうような誤解があるかもしれませんが、そんなことはありません。

その後の人生をどのように生きていくかは、その人次第だと思います。

 

少なくとも夢をかなえようと、一生懸命に学んできたことは、その後の人生においても必ず役に立つものです。

 

公認会計士を目指したからには、試験に合格すべなのは言うまでもありませんが、万が一、撤退しなければならない状況になったとしても、進むべき道はいくらでも見つけられると思います。

 

むしろやる前から不安に駆られて、最初の一歩を踏み出せないのは、非常にもったいないと思います。

 

ここ数年が公認会計士になるチャンスです。

勇気をもって最初の一歩を踏み出してほしいと思います。

 

 

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