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公認会計士がやりがいを感じるとき【公認会計士のリアル】

仕事は定年を迎える日まで続けていかなければならず、通常だと40年もの長い期間、働くことになります。

 

これだけの期間を働くなら、やりがいを感じながら働きたいですよね。

 

人々が仕事にやりがいを感じるのは、以下のようなときです。

  • 社会貢献が実感できる
  • 相手から感謝される
  • 自分の成長を感じられる
  • 仕事をやり遂げたとき
  • 成果に見合った報酬が得られたとき

 

公認会計士の仕事で、これらのやりがいを感じることができるのでしょうか。

 

この記事を読めば公認会計士の仕事でやりがいを感じるときが分かります。

社会貢献が実感

公認会計士以外の多くの士業は、顧客の利益を最優先で考えることがその使命です。

税理士であれば、顧客に最も有利になるように申告業務を行いますし、弁護士であれば、依頼人に最も有利になるように弁護活動を行います。

 

しかしながら公認会計士の使命は、以下のように公認会計士法第一条に定められており、顧客の利益を優先することを使命とはされていません。

公認会計士は、監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする。

公認会計士法第一条より

 

そもそも資本主義経済の下では、企業の経営者は投資家から資金調達して事業を行っています。

そのため経営者は投資家に対して説明責任を負うことになり、自らの企業の経営成績や財政状態を投資家に対して開示して、説明責任を果たします。

でも中には、嘘の説明を行い、不正に資金調達しようと考える経営者もいるため、公認会計士がチェックし、その信頼性を担保することによって、投資家は安心して、投資に専念することができ、ひいては資本市場の健全な発展が望めるのです。

 

これはひとえに公認会計士が国民経済の健全な発展に寄与することを使命としているからであり、もし顧客である経営者の利益を優先しているならば、誰も公認会計士のチェックを信頼することはありません。

 

このように公認会計士はどの士業より、崇高な社会的使命を帯びている職業であり、監査業務を通じて、日々社会貢献を実感でき、やりがいを感じることができる職業です。

相手から感謝

公認会計士といえば、財務諸表の適否に関する意見を表明する「批判機能」に注目が集まりがちですが、企業が適正な財務諸表を作成できるようにアドバイスする「助言機能」も期待されています。

 

この「助言機能」を発揮する局面では、クライアントから感謝されることが多々あります。

 

監査の過程では、経営者をはじめとして、経理部の方や内部監査室の方、経営企画室の方、工場や店舗の方など、さまざまな部署の方とコミュニケーションを取りながら、監査手続を進めていきます。

そのようなコミュニケーションを行う中で、時には企業の管理体制に関する改善点などに気づくこともあります。

 

このような改善点については、監査終了時に経営者に伝えるとともに、改善方法についてもディスカッションしたりすることになるのですが、多くは経営者も気付いていないことであり、経営者からは感謝の言葉をいただくことになります。

 

また会議室を借りて監査手続を実施していると、クライアントの経理担当者が会議室へやってきて、会計基準等の相談を受けることもあります。

相談内容は難しいものから簡単なものまで、さまざまですが、相談に乗り適切なアドバイスすることによって、担当者から感謝されることもよくあります。

 

公認会計士は、クライアントの経営者や担当者から感謝される機会の多い職業であり、その都度やりがいを感じることができる職業です。

自分の成長

公認会計士は監査・会計のプロフェッショナルと言われていますが、試験に受かってすぐに一人前の仕事ができるわけではありません。

会計士試験を受ける過程で学んだ知識は、最低限の知識であり、合格後に関与する業務を通じて、さまざまな知識と経験を積み上げていき、一人前の公認会計士になっていくのです。

 

そのため公認会計士は、節目節目で自分の成長が感じることになります。

 

監査では、手続きの実施が容易な領域があれば、難しい領域もあります。

最初は簡単な領域の手続きを任せられることになるのですが、年々難しい領域へと責任の範囲は拡大していきます。

これらをこなしていくことにより、日々の成長を感じることができます。

 

また試験合格直後は、会社の「経営」というものが全く分かっていないものですが、さまざまな会社や経営者に関与していく中で、「経営」に対する理解が深まり、適切なアドアイスができるようになるものです。

 

このように日々の業務をこなすことによって、自らも成長していけるのが、公認会計士の仕事であり、日々やりがいを感じることができます。

仕事をやり遂げた達成感

公認会計士の仕事は、監査やコンサルなど、プロジェクト単位で業務を遂行していくことがほとんどです。

従って、プロジェクト完了時の成果がはっきりしており、達成感を感じやすい仕事でもあります。

 

監査業務においては、決められたスケジュール内に監査意見を表明するために、一つ一つ監査証拠を積み重ねていくことになります。

これらが積み重ねた監査証拠が監査調書になるのですが、作成者と査閲者のサインをすべて揃え、内部の審査が無事終了したときは、なんとも言えない達成感を味わうことができます。

 

またコンサルティング業務においても、さまざまな苦難を乗り越え、最終報告書を提出した後、仲間と飲む酒は、本当においしく感じられるものです。

 

これらの達成感は主査やプロジェクトマネジャーだけが感じられるものではありません。

スタッフとして監査やコンサルティング業務に参画する場合でも、主体性をもって参画すれば、業務が完結したときに、同じように達成感を味わうことが可能です。

成果に見合った報酬が得られたとき

公認会計士になれば、初年度でも年収600万円程度の収入を得ることが可能であり、8年目にマネジャーになる頃には、年収は1,000万円程度になります。

公認会計士の仕事は一定の成果が求められるものであり、プレッシャーも相当あるのですが、それでも一般のサラリーマンの倍以上の収入を得ることができることから、収入面でもやりがいを感じやすい仕事です。

 

繁忙期にはそれなりに残業もあり、大変なのですが、繁忙期後にはびっくりするくらいたくさんの残業代が口座に振り込まれます。

そのお金を旅行や買い物など、自分の好きなことに費やしたときは、単純ですが、やはり仕事のやりがいを感じるものです。

 

また独立開業していれば、がんばりはすべて自分の成果としてあらわれてきます。

事務所が軌道に乗るまでは、大変な時期もありますが、クライアントが増えて、事務所運営が安定しさえすれば、後はがんばり次第で、そこには無限の可能性が広がっています。

 

公認会計士の仕事は、成果に見合った報酬が得られる仕事であり、日々やりがいを感じることができる仕事です。

まとめ

公認会計士の仕事は、一般的な他の仕事に比べるとやりがいを感じる機会が圧倒的多い仕事です。

 

したがって仕事にやりがいを求めるなら、公認会計士はおすすめの仕事です。

 

合格者が増加している今は、公認会計士になるチャンスです。

今なら正しい努力を行えば、誰でも公認会計士になることが可能です。

 

なぜ今がチャンスなのか、何が正しい努力なのかは、以下の記事で詳しく書いています。

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